人気ブログランキング |

暗室講座7 現像タンク

 僕のHPとブログはどこにも宣伝してないですが、ひそかに人気だった暗室講座、とうとう7回目になりました。今回は僕の使ったことがある現像タンクについて書いてみたいと思います。

○KING製ベルト式現像タンク
 たぶん、初心者の方がよく使う現像タンクです。僕も現像スタートはこれでした。この現像タンクの特徴はなんといってもフィルムを巻くリールに透明なプラスティックのベルトが付いていることです。非常にフィルムを巻きやすく、初心者でも扱いやすいです。
 
  ⇒写真はこちら http://www.asanuma.gr.jp/king/dark/dark1.html

 35ミリフィルム1本用、2本用(ブローニー1本)、3本用(ブローニー2本)があります。

 35ミリフィルムを現像する場合、気をつけなくてはならないことは、とにかく気泡ができやすいため、いかにして気泡を取り除くかに尽きます。とにかく気泡ができ、現像ムラが発生します。僕は、まずフィルム巻いたら、少し緩め、リールをたたいて全体を緩ませます。現像、定着ともに1分間連続に撹拌します。これで結構気泡を取り除くことができます。それでも、20~30本に1回は失敗します。

 ブローニーフィルムも現像できますが、フィルムの幅が広いのでベルトとフィルムがくっついてしまい、現像ムラが発生します。数十本現像しましたが、このタンクでブローニーフィルムを現像するのは不可能です。激しく減ムラします。やめた方がいいでしょう。

 しかし、このタンクには裏ワザがあります。フィルムの乳剤でない、つるつるの面を重ねあわせ、ベルトに巻くことができます。なんと、3本用のタンクであれば一度に6本の現像ができます。やってみたけど、失敗も多かったなぁ。

○LPL製ステンレスタンク
 現在、僕はこちらを使用しています。KINGとは違い、現像ムラが発生しずらいいいタンクです。このタンクのコツは、いかにスムーズにリールに巻くことができるか、ここがポイントです。35ミリのリールにはフィルムのパーフォレーションの穴に引っ掛け、そのままくるくるっと巻き上げます。ちなみに、パーフォレーションとはフィルムの上下の穴のことです。

 ⇒写真はこちら http://www.lpl-web.co.jp/products/photo/dark/tank.html

 最初は慣れるまで面倒ですが、なれると最高に使いやすい。ブローニーには残念ながらパーフォレーションの穴がないのでクリップがついており、はさんでから巻き上げます。うまくはさまないと上下にうまく巻けないので、35ミリは引っ掛ければ必ず上下まっすぐになるので大違いなのです。

 このタンクには、35ミリフィルム1本用、2本用(ブローニー1本)、4本用(ブローニー2本)があります。

 35ミリは4本同時にできるので現像が早くて最高です。しかし、ブローニーは2本ずつなので現像が遅い。そこが唯一の欠点でしょうか。

○コンピプラン現像タンク45T
 大判用の4×5フィルムを現像するために買いました。オランダ製です。プラスティックとすごく硬いゴムでできています。写真はLPLタンクの下にあります。こんなものでも3万円します。高いけど、1Lの現像液ですむのでこれにしました。1回で6枚現像できます。

 プロの方は、ISE製の現像タンク(http://www.ise-pro.com/j.sutenholdertank.htm)を使うんでしょうね、たぶん。しかし、現像液が3リットルや6リットルも使うのでやめました。

 このタンク、作りが余りよくないんです。蓋はえらく硬いゴムで、取り外しがしにくい。液を捨てる弁もゴムが硬く、使い物にならない。けど小さくて液も少なくていいので結構使えるタンクです。

c0017469_21171053.jpg

4×5カメラで撮影:カメラ:カンボSCN-2 シュナイダー150mmF5.6 現像はコンピプラン
by hassel_distagon | 2005-12-08 21:14 | Dark Room