<   2005年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧


 函館は元町に、カフェやまじょうというお店があります。ここで今回は6人が集まり、合同写真展を開催しました。僕だけが室蘭であり、他のかたがたは函館近郊の写真家です。



 カフェやまじょう、場所はハリストス正教会やカトリック元町教会のある元町にあります。場所はソーセージで有名なカールレイモンの横にあり、分りやすい。



 インターネットで知り合った初期メンバー4人が偶然にやまじょうさんで鉢合わせて、写真展の開催の運びとなったらしいです。このメンバーに第2回から参加の僕とtoshiが加わり、今回は6人で開催しました。ぼくとtoshiのまいう~コンビが2期メンバーというわけです(笑)



 このカフェやまじょう、知る人ぞ知る函館元町の情報発信基地といっても過言ではない。マスターの函館の知識はものすごいものがあります。ここで函館の情報を仕入れ、ポツリポツリと散策するのが楽しいのです。



 さて、合同写真展は本日(8月21日)をもって終了しました。何で終わってからブログにアップしているんだ、と言われそうですが、僕は最終日に行ったので、仕方がないのです。見てないものは書けないのです!



 回を重ねるごとにみなさん腕が上達してきて、完全に僕は抜かれてしまった感じがあります。写真は写しての人柄を表すと思います。そこで、僕なりの感想を一つ。



 アップルさんはまだお会いしたとこがありませんが、女性らしい繊細な写真を撮ります。優しく、柔らか。お会いしたことはありませんが、自分のペースで確実に歩いている感じがします。男性には見るこのできない、優しい目をもっています。すこしその目がうらやましいのです。



 toshiは社歴2年目の気鋭です。彼は普通の人が通る、ネガを撮ってからリバーサルへというコースを通らず、いきなりリバーサルを使ったというつわものです。彼は撮影時、被写体が語りかけてくるのをひたすら待つそうです。その撮影タイミングは、砂漠に右目を置いてきたという並河萬里と同じです。大地に根ざした、優しい風景写真をとる方です。



 タケさんはやまじょうのマスターにも劣らず函館の知識が豊富な方で、フットワークを生かした撮影をされます。タケさんのスナップは情緒的で、詩的です。ジャズが趣味なようで、タケさん風にいうと出来上がる写真はデクスター・ゴードンのテナーサックスの様です。すこし、胸がキュンとするような、そんな懐かしい感じです。



 及川さんも実はお会いしたことがありません。社歴も長く、元町のスナップをうまくまとめてきます。熟練の味でしょうか。やはり地元の方で、僕には撮れない写真を撮ります。元町を知り尽くされている方です。



 ヨッシーさん、今回の一番は彼だと思ってます。彼は前回はスナップ中心主義を唱え、今回は青空しか撮らない!といっていました。青空は写真の王道で、気持ちのよい写真を撮ります。及川さんもですが、僕にはできないカラーでのスナップをバンバン撮ります。少しうらやましいのです。


 こんな、僕のような旅人にもやさしい街、それが元町なのです。


 このブログを読まれて興味がある方は、ぜひやまじょうへいらしてください。


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by hassel_distagon | 2005-08-21 21:01 | Others
 日本語では写真といいますが、英語ではフォトグラフといいます。フォト=光、グラフ=絵、画像です。

 僕たちは写真を使って自分を表現していることになりますが、別に「真」実を「写」そうと思っているわけでは無いと思います。いい写真が撮りたいだけですよね。それが一番難しいですが。

 写真というよりフォトグラフ、いや光画といったほうがいいかも知れません。光を使って描きたいのです。光をどのように捕まえ、ドラマティックに仕上げるが、そこに写真の面白さがあると思います。

 ポートレートはコントラストが低い方がいいことがありますが、スナップは基本的に高コントラストにするのが基本です。白い背景に白い物を撮影しても形がよく分らなくなります。

 高コントラストとは何かというと、光や色の強弱のことです。高コントラストの代表例は踏み切りの黄色と黒の模様でしょうか。はっきりくっきりしています。低コントラストの代表例は目の色弱検査に使う、水色とかの見づらい字ですね。

 低コントラストになると被写体はおとなしくなり、高コントラストになると被写体ははっきりくっきり見えます。比較的小さなものでも存在感を与えることができます。

 何もない、普通の風景をドラマチックに見せる方法、それは高コントラストに撮影することだと思うのです。

 屋内の場合、中から外を撮影すると高コントラストになります。通常でいう逆光です。屋内がシルエットになり、窓の外がハイライトになります。ハイライト部は白く飛んでしまうので存在感は小さくなりますが、手前に置かれているものがシルエットになり強烈な存在感を示します。
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もう一つ、夕方や朝に撮影すると太陽が低くなり、光が斜めに入ってきます。斜光といいます。斜光で撮影すると、まず第一に簡単に逆光が作れます。被写体をシルエット化して存在感をアップさせることができます。

 第二に物の微妙な凹凸を再現することができます。物には微妙な凹凸があり、斜めに入ってきた光が小さな影を作り、結果として物質の持つざらざら感なんかを表現してくれます。下の写真、斜光により砂のもつ物質感が出ているのが分ると思います。

 第三に影が長くなり、写真にアクセントがつけられます。影は面白く、被写体に向いています。なとなく、夕方だからもう帰ろう、影も長いし、と小さかった頃の思い出、望郷感的な感じがでてくるかな、と個人的に考えています。
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by hassel_distagon | 2005-08-20 07:06 | Method of B&W
 よく聞くのが、「写真は引き算である」というコトバです。聞いたことがありませんか?君の写真、端っこのゴミ箱が邪魔だ。白い色は目を引く。撮影するとき、よくファインダーを覗いていなきゃダメだよ。

 確かに、いらないものを落としていき、画面をすっきりさせ、主題を浮き出させることは重要です。最近は、ズームレンズの性能が上がり、高倍率でないものは単焦点レンズと変わらない性能を持つようになりました。いらないものをそぎ落とし、さらにズーミングで被写体をアップにしてしまうんですね。

 僕はこれを一眼レフ使用者の「ズームレンズ症候群」と勝手に名づけています。出来上がった写真はなんだかつまらないスナップになります。北海道の某写真団体のコンテストではこのような写真ばっかりで、見るのもいやになります。しかし、実際にはこのような撮影方法は雑誌でも奨励されていますし、現在の主流の様です。

 確かに、初心者のうちは引き算を行い、主題が何なのか分るようにすることが大事なのかも知れません。ごちゃごちゃして、何がいいたのか分らないようではダメです。

 だんだん腕が上がってくると引き算では限界が来ます。一部の方を除き、僕たち週末写真家や主婦写真家は頻繁に海外に取材に行くわけには行かないし、被写体を追い求めて日本中を駆け巡ることもできません。同じ場所を撮影し続けるしかないのです。

 同じ場所で引き算を行うと、同じ写真しかできません。当たり前ですね。被写体のメインとなる面白い物なんてそうそうありませんから、同じものを撮影し続けることになります。仕方がない、変化をつけるにはイベントに多く顔を出さないとダメだな、となっちゃいます。

 このレベルに到達したら、次は足し算をしてみることです。

 目の前にあるもの、すべてを利用し写真に変化をつけてみることです。

 風景写真革命といわれた故前田真三氏の写真を見ると、電線や家や農業機械、美馬牛小学校など人工物が結構入っていることが分ります。彼は写真に変化をつけるため、「添景」として意識的に入れています。これは彼の著書に書いてあったので間違いないです。

 僕のブログでは以前に「脇役」と書いてました。脇役は、写真をぐっと引き締めます。そして足し算だけでなく、掛算のようになります。写真の完成度がぐっと高まります。

 以前と同じような事を書いてしまいましたが、足し算はスナップの極意中の極意です。

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2005 室蘭市
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by hassel_distagon | 2005-08-19 21:51 | Method of B&W