カテゴリ:Photograph Books( 2 )

家の近くの海を散歩していたら、パンプスが無造作に捨てられていた。
写真はこちら。
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2009 北海道室蘭市 Leica M3  Tri-X

ものすごく印象に残ったので写真に撮った。
多分、車を土禁にしている女性が海に遊びに来て忘れたので
あろうが、写真に撮ってみると俄然ストーリーを持ってくる。

裸足で逃げたしたのか?とか、自殺でもしたか?とか、
別れ話にでもなったか?と、邪推してしまう。

ここが写真、スナップの面白い所だ。

スナップは、街や何処そこを徘徊し、偶然を探す作業なのかも知れない。
何でも無いものに着眼し、意味が無いものに意味を持たせる。

最近、悩んでいる。
影響を受けた、写真家、
アンドレ・ケルテス、ブレッソン、エリオット・アーウィット、
ロベール・ドアノー、内田ユキオ、ハービー山口の各氏から
脱却し、自分の写真を作りたいと考えている。

この写真は、自分の写真である、自分の写真論から
出来た写真である、と言いたい。
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by hassel_distagon | 2009-08-17 06:42 | Photograph Books
今月から、写真集を月に1冊買う事にしました。
正直、少ない小遣いから捻出するのは苦しいのですが、
ガマンして買おう!と決めました。

なぜ買うのか?といいますと、
最近壁にあたっている気がするからです。

具体的にいいますとここ一年アサヒカメラに投稿してますが、
なかなか写真掲載まで行きません。
しかも、受賞された方の写真をみて「こりゃ〜ええしゃしんじゃ〜」
と関心する始末。

と言う訳で初心に帰り、良い写真を沢山見よう、そう思ったのでした。

で、今回買ったのはセバスチャン・サルガド氏の「AFRICA」。
Amazonから通販、7000円もしました。

表紙を見て、「こりゃモノクロの風景だな」と思って気軽に買ったのですが、
ところがどっこい、かなり重たい内容の写真集でした。

皆さん、アフリカってどんなイメージが有りますか?
ライオンやトラ、シマウマ?
広大な草原?

現実は違います。
相次ぐ内乱、戦争、死、飢餓、地雷で飛ばされた足。
この写真集では触れられてはいませんが、
人口の数割がエイズに感染しています。
生きていくには非常に厳しい土地なのです。

写真家とはなにか、何をする人間の事をさすのか。
真実を見つめる事が仕事ではないのか、
そう考えさせられました。

この写真集には美しい風景もおさめられています。
普通の人のポートレートが沢山収録されています。
一枚一枚が端正なモノクロで美しいです。

奇麗な事柄だけが現実ではない。
写真家にしか見えない真実がある、そう思いました。

皆さんにも是非見ていただきたい一冊です。
しかし、真実を知る勇気の無い人は、見ない方が良いかもしれません。

すばらしい写真集です。

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by hassel_distagon | 2008-07-29 19:10 | Photograph Books