デジカメのデータ保存(ライカM8使用感想)

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フィルムのライカはいままで数台使い、売ったり壊れたりで
今、手元にはM2が1台有るだけですが、とうとうライカM8を買いました。
デジカメ、しかも初の新品です。

性能は、お世辞にも値段分は有りません。
「一般的な」性能的には初代EOS KISSデジタルくらいでしょうか。
感度は実用に堪えうるのはISO640まで、連射は秒2コマ。
正直、ニコンD700とF2.8のズームレンズが2本くらい買える値段なので
かなり悩みました。数字性能は絶対ニコンが上ですから。

しかし、ライカレンズが使えるという最大のメリットが有ります。
キャノンFD、ニコンFマウント、ニコン(ライカマウント)、
ハッセル用ツァイスC、現代のツァイス、大判用シュナイダー、
といろいろ使ってみましたが

一番階調が豊富なのは昔のライカレンズです。
こいつが使えるのが最大のメリットで、
2番目には見た目に優しい外見でしょうか。
正面から見たら、デジカメと判断するのは困難です。

記録フォーマットはDNG(デジタルネガティブ)。
アドビの提唱するフォーマットです。
ちなみに付属の現像ソフトは現在のMAC OSX10.5では動きません(笑)

時々、英語はシンプルな言語な為か、名称に本質が表されていることがあります。
デジタルなネガだ、ということで気がついたんですが、
ネガの「適正露出」とはなんでしょうか?

ネガの適正露出とは、「なるべく多くの情報を持ち帰る」のが適正露出です。
そして、現像し、プリントする訳です。
コントラストは上げることは簡単に出来ますが、下げる事は出来ないという
点です。

モノクロ手焼きなら印画紙の号数を上げて、
カラーであればソフトでぱぱっとコントラストを上げられます。
この点、ライカM8は結構いいです。

さて、表題の件ですが、「50年間データを保存したい」という前提で
お願いします。数年で消えてもいい方にはオーバースペックです。

まじめにデジカメを買って、
初めて考えるようになりました。
現在のデジタル情報は「色あせない」「永遠だ」と思われているかもしれませんが、
大きな間違いです。

現在、50年くらい持つのは、モノクロネガと販売中止になった
コダクロームだけです。データ消失の恐怖と常に隣合わせという状況です。

いろいろ本をみてみましたが、
①ハードディスクは3〜5年で壊れる可能性が高い
②DVDは長期保存に向かない(ナショナルゲオグラフィック)
③CDはDVDより長期保存に向く(ナショナルゲオグラフィック推奨)が、
 マック関連雑誌では同等とみなしている
④マック関連雑誌ではメモリーカードに保存を推奨
と言う感じでした。

どうやら現時点ではメモリーカードに保存が一番良さそうなのですが、
これも我々写真家には無理っぽい。

メモリーカードは、細かな絶縁体のセルに高電圧を掛けると
電子が絶縁体を通り抜けて、絶縁体で囲んでしまい、保存するという
仕組みになっています。

この絶縁体の寿命が1万回から10万回くらいで、
酷使しない限り、半永久的にもつらしいです。ほんとうかな。

と、言う事で現在はハードディスクをミラーリングで保存してますが、
将来的にはメモリーを使ったハードディスクが有望株です。
しかしまだ値段が高い。

ということでデジカメが「永遠の美しさを保つ」のはかなり難しいのが
現状です。

とりあえず、定期的なハードディスク交換でしのぐしかなさそうです。
あと、きちんとプリントをしておく事でしょうか。

デジタルカメラを買って、初めてモノクロフィルムのすごさを
感じた訳でした。高い授業料だったです(笑)
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by hassel_distagon | 2009-01-09 05:32 | Camera,Equipment